西田敏行さんは人気番組「探偵ナイトスクープ」で19年間局長を務めていました。
番組ファンからは残念の声であふれており、なんでやめちゃうの??と思った方も多いのではないでしょうか?
西田敏行さん訃報を受け、改めて西田敏行さんの探偵ナイトスクープを辞めた理由を調査してみたいと思います。
西田敏行
画像引用:朝日新聞
西田敏行さんは1947年(昭和22年)11月4日生まれ。
2024年10月17日に76歳で亡くなられました。
西田敏行が探偵ナイトスクープを辞めた理由
画像引用:スポニチ
「探偵!ナイトスクープ」(テレビ朝日)、1988年3月5日から放送されている視聴者参加型のバラエティ番組です。
西田敏行さんは上岡龍太郎さんの後任として2代目局長を務めていました。
19年間もの長い間、局長を務め、共演者からの熱い信頼を得ているんだろうなと視聴者は誰もが思っていました。
画像引用:ヤフーニュース
西田敏行さんは降板する理由についてこう語っています
- 「大阪人のエスプリを効かせる番組に修正していかないと番組を作ったコンセプトが薄らいでいくのではというのがあって、引こうかと」
- (体力的にしんどい?)「それもありますね、72だし。大阪まで新幹線でこれるのもね、肉体的にはしんどくなってきてますね」
番組コンセプトが薄らいでいく
画像引用:デイリースポーツ
西田敏行さんは2代目ということもあり、1代目上岡龍太郎局長のもとすでにスタートしている番組でした。
「この番組の大ファンだった。上岡(龍太郎)局長が大阪人のエスプリを根底に深い時間に大人の乾いた笑いを追求されたことだったのかな。僕がファンになったゆえんもそこにある」と自身が局長に就任した時を振り返った。
ヤフーニュースより引用
西田敏行さんは上岡龍太郎局長の「探偵ナイトスクープ」のファンだったようです。
画像引用:日刊スポーツ
大阪人のエスプリを根底にしたテイスト・・・
ちょっと難しいですが、西田敏行さんが詳しく話してくれました。
上岡局長のときに見てたテイストっていうのは、大阪人のエスプリを根底にして、深い時間に大人のおっちゃんがチビチビやりながら楽しんで、乾いた笑いを求めていた。
確かに「探偵ナイトスクープ」というのは名前にナイトがつくように夜中にやっていました。
23時を過ぎてから日にちをまたいで終了していたんですね。
番組は視聴者からの「さまざまな謎や疑問を徹底的に究明する」というものなので、しょーもないと感じるものから感動ものまで幅広いものを扱っています。
それを大阪のおじ様たちが夜中に一杯やりながら、番組を見て笑っていたということでしょう。
そのテイストを大事にしようと思ってて、何かの拍子に泣いちゃった。
それからどんどん感動巨編的な依頼が増えて、ちょっと初期のころのコンセプトと乖離してる気もした。乾いた笑いも、ちょっと濡れた感動も一緒になるような番組で令和は進んでいってほしいと思い、私が辞すること、そういうことが可能になるのかなと思った
エキサイトニュースより引用
さみしいけれど、番組でハンカチを用意する西田敏行さんを見たくて見ていた視聴者の想いが、西田敏行さんを降板に追い詰めてしまったのでしょうか。
探偵ナイトスクープの西田局長 引退ニュースで跳ね起きた
西田敏行さんが
ハンカチを取り出す瞬間て
感動回に泣きそうになってる自分がつられて泣いちゃえばいいじゃんというスイッチになってたというか
ほっこりするんだよなぁ
寂しいすなぁ pic.twitter.com/uh4p7DhpHR— 横浜タケル (@lifesong1000) October 19, 2019
番組のVTRが終わると西田敏行さんのアップが映る。
西田敏行さんが涙であふれている。(えっこの内容で?という時もあれば、うんうんわかるというものまで)
このパターンが大好きだったというファンが大勢います。
感動系のVTRを見て西田敏行さんと同じ気持ちで涙したいと願った結果、番組でもそういうネタが増えてしまい、西田敏行さんが違うのではないか・・・と考えてしまった。
そういうことでしょうか。
体力的にしんどい
画像引用:産経新聞
西田敏行さんが探偵ナイトスクープを降板したのは71歳です。
番組は大阪で収録していることから大阪に通わなくてはいけなかったようです。
「大阪まで新幹線でこれるのもね、肉体的にはしんどくなってきてますね」と答えた。
ヤフーニュースより引用
大変だったんだろうな・・・いつまで出来るかなと辞める前、数年は考えていたのかもしれないです。
画像引用:ヤフー
最後の収録が終わったあと、杖をついて帰る西田敏行さんの画像があります。
「さて終わった。よっこらしょ」と声が聞こえてきそうです。
お疲れ様でした。
西田敏行が「探偵ナイトスクープ」局長になった理由
画像引用:u-watch
もともと番組のファンだったと言っていた西田敏行さん。
西田敏行さんが局長に選ばれたのは理由がありました。
「探偵ナイトスクープ」の2代目局長を選ぶ際には必要条件があったようです。
- 『探偵!ナイトスクープ』のファンであり、かつ阪神タイガースのファンでもあることが望ましい。
- 探偵局員より年長者であること。
- 上岡ク龍太郎クラスか、それ以上の大物であること。
すごいですね!
この条件をクリアするのはやはり西田敏行さんしかいません!!
タイガースファン
西田敏行さんは生粋のタイガースファンです。
画像引用:ヤフー
西田敏行さんは福島県出身でプロ野球・楽天のファンクラブ名誉創立会員にもなっていました。
ですが、子どもの頃から「石を投げつけられても応援し続けた」という虎党としても知られています。
撮影中でも「阪神戦の結果が気になってしょうがない。毎日一喜一憂している」という筋金入りで、アニメ映画「がんばれ!!タブチくん!!」では、元阪神の田淵幸一選手をモデルとした主人公・タブチくんの声優を務めた縁もあった。
ヤフーニュースより引用
大物俳優
画像引用:NHK
西田敏行さんは若い時から「西遊記」、「池中玄太80キロ」「釣りバカ日誌」と人気作品で活躍し、還暦を超えてもまだまだオファーがとまらない状態だったと思わる大物俳優さんです。
大物すぎて、スケジュール調整が難しかったようですが、当時の番組プロデューサーが事務所に出向き、口説き落とすことに成功したと言われています。
探偵ナイトスクープの局長にふさわしく、なるべくしてなったのではないでしょうか。
西田敏行が「探偵ナイトスクープ」で愛された理由
画像引用:オリコンニュース
西田敏行さんといえば「ハンカチ」ではないでしょうか。
番組をやめる際にも「なにかの拍子に泣いちゃった」と話していますが、一回の放送で一度は泣いていたのではないかというぐらい泣いているイメージが強いです。
毎回感動系があるのかといえば、そうではなく、吹き出しちゃうような内容でも、あ~よかったよかったという内容でも涙を見せており、なんであれで泣けるの?という時もありました笑
しかし、依頼内容のタイトルが、感動的な内容を予感させるときには「これ(ハンカチ)いる?」と、ハンカチをあらかじめ取り出していたりしましたが、番組サイドから「泣いてくれ」と依頼したことは一度もないそうです。
画像引用:X
感動的なVTRの後には西田敏行さんの泣き顔がアップになっていることも多く、その表情がなんともいえず可愛らしくこちらまでもらい泣きすることもしばしばでした。
画像引用:X
こんな西田敏行さんがかわいくて愛おしくて、本当にみんなが大好きでした。
まとめ
今回は西田敏行さんが「探偵ナイトスクープ」を辞めた理由が気になったので調査してみました。
わかったことは辞める事になったのは、西田敏行さんが望んで降りたということです。
番組ファンからも、恐らく制作サイドからも愛されていたであろう西田敏行さんですが、年齢のことで通う事が難しくなったこと。
番組当初のコンセプトが変わってきてしまっており、薄れてしまったものを元に戻さなくてはという使命感もあったのかもしれません。
調査すればするほど、西田敏行さんが愛されていたことが確認でき、本当にステキな方だと感じました。
素敵な番組を本当にありがとうございました。
ご冥福をお祈りいたします。